いつも素晴らしい映画を上映してくれる埼玉映画文化協会。
「花のあとさき ムツばあさんの歩いた道」
埼玉県秩父山地の北の端。かつては養蚕や炭焼きが盛んで、100人以上が住んでいた村。
取材を始めた平成13年には戸数5戸・住人9人・平均年齢73歳
吉田太田部樽尾 山間の段々畑に 花を植え続けた夫婦と小さな村の物語


映画を見ることができた喜びと
孫と一緒に見ることができた喜びと
そして、なんと、映画を見る前に、昼食をとるために入ったお店で 秋山さんに会えたこと。
ラッキーなことが重なる一日でした。
秋山さんは、平和委員会の二橋さんからの依頼で、これから「ジィエンダー平等」についてお話に行かれるという。
素敵な方です。後で考えてみたら、お聞きすればよかったなあ〜と思うことしきり。
県議会で、初めて開かれる委員会で 委員長を決める際に、仮の委員長は、メンバーの中の最年長が行うということについての見解。
何かやるには、一定の基準が必要だからでしょうか。
あと、仮委員長席に座るときに、自民党の議員から「何年生まれなの?」「私の方が上だと思ってたんだけどねえ」と、ため口で言われて、カチン!ときたけど「1949年生まれですよ。大事にしてくださいね」と返事をした私の感覚は、ジエンダー平等の意識が薄いのか。
いまだに、もやもやしている。
映画は 18年にわたりNHKが記録したドキュメンタリー。
「実のなる気が無くなったから、動物が畑にやってくるんだ。かわいそうなのは動物のほうだ」
「道路ができたから、みんな街へ出て行った。わしも街の会社に勤めた。百姓よりもよっぽど会社の仕事は楽だった」
「輸入材木のほうが安いから、手間かけて、手入れしても金にならない。林業からみんな離れていくよなあ」
「好きだからやるんだなあ。好きなことだから続けられるんだよ。でも、食っていけない・・・」
言葉の一つ一つが 心に響きます。
私たちが、未来に残していかなくてはならないものをきちんと伝えたい。伝えなければ。
「長い間世話になった畑が荒れ果てていくのは申し訳ない。せめて花を咲かせて山に返したい」
ムツばあさんの この姿勢 なかなかできるものではありません。私ができることって何かなあ。
孫が「すごい映画だったね」と。居眠りせずに見入ったそうだ。孫と一緒に映画鑑賞。なかなかできることではありません。
部活だ、塾だ、習い事だ、・・・そしてコロナ禍。映画を見れたことに感謝。埼玉映文協さんありがとう。
posted by とんちゃん at 00:16|
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日記
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